【一眼レフ初心者講座】シャッタースピードを変えるとどんな写真が撮れる!?Tv(S)モードって何!?

【一眼レフ初心者講座】シャッタースピードを変えるとどんな写真が撮れる!?Tv(S)モードって何!?

どうも、理容師やってますmasaです。一眼レフ初心者講座シリーズです。

一眼レフが手軽に購入できるようになってきて、僕の周りでも持ってる人がホント増えてます。でも、使いこなせないという声もありますね(サロンで何度か僕も講習したことあります)

オートでも撮れるけど、ダイヤルを操作して自分だけの写真撮りたいですよね!一眼レフだからこそ撮れる最高の一枚を目指しましょう!

シャッタースピード優先モードで撮影しよう!

一眼レフの上部には必ずダイヤルが付いてます。そこに訳の分からないローマ字がたくさん書いてますよね!?

今回はその中にあるTvモードを紹介していきます!これを読むことで時間を操る不思議な写真が撮れますよ♫

Tv(S)とは

Tv(S)とは、シャッタースピード優先モードの事を意味していて、シャッタースピードを自分でコントロールし他はカメラのオート機能に任せて撮る撮影モードです。シャッタースピードの数値って5秒とか10秒とかならイメージつきますが1/250とか1/1000とかだと全く想像つかないですよね。

すごく簡単に説明すると。カメラのシャッターをきるときになる「カシャッ」って音がありますよね、この音がシャッタースピードです。

シャッタースピードの数値をどちらか限界まで設定すると

「カシャ!」

もう片方の限界に設定すると

「カ・・・・・・・・・・シャ!」

この・・・・・がシャッタースピードです。

そして、これは《スピード=光を取り込む時間》ということになります。

シャッタースピードの変化でどう変わる?

30秒くらいから1/8000秒という振り幅に何の意味があるのかわからないですよね。そこで、シャッタースピードを変える事でどう写真が変化するのかメリットデメリットを交えつつ説明します。

シャッタースピードが早い場合

シャッタースピードが早い、つまり光を取り込む時間が短い訳なので暗い場所で撮影すると写真は暗くなります。日中の外では光が強いので早いシャッタースピードにしないと白飛び(明るすぎ)してしまい綺麗な写真になりません。環境の光量の見極めをしないと適正露出で撮れません。でもある程度オートで露出を調整してくれます。

メリットとしては動いてるものに対して、その一瞬を写すことが出来ます。噴水とかわかりやすですね。シャッタースピードを早めることで水しぶきの一粒一粒までとらえられます。

シャッタースピードが遅い場合

あまり遅くすることはないと思いますが、シャッタースピードを遅くすることで光量の少ない環境でも目で見るより明るく撮れます。ただし、遅くなればなるほど“手ブレ”が起こってきますので持ち方を工夫したり、三脚を使ったりとコツがいります。

シャッタースピードの違いによる作例

では、実際にシャッタースピードを変化させることで表現した僕の作品をご覧ください。

シャッタースピードを早くして噴水の水を捉える!

まずは、シャッタースピードを早くした作例。1/2000というシャッターで公園の噴水を写してます。噴水は目で見ると水が繋がった形で見えますが実は粒になってるんです!これは写真でないと捉えることのできない世界です。僕が初めて撮った噴水を拡大した時はもの凄く感動したのを覚えてます。

シャッタースピードを遅くして車の光を線で写す

これはシャッタースピードを遅くした作例。

写真をかじってる人であればこのように光が線になった写真を見たことあるのではないでしょうか?これは夕暮れ時に6秒間シャッターを開けて撮りました。三脚がなかったので歩道橋の手すりに置いてます。写す風景の明るさによってシャッタースピードを変えますが光線を太くしたい時はなるべく遅く開けてた方がいいです。

シャッタースピードを遅くして川の流れを幻想的に写す

こちらのシャッタースピードは3.2秒です。川の流れの流動性を表現する時にはこのようにシャッタースピードを遅くします。光の加減が結構難しかったりします。この様な撮影の時はNDフィルターという物を使う場合があります。

シャッタースピードを遅くして花火で絵を描く

花火で文字を書いたりする写真見たことありますか?夏の光遊びとはこの事ですね笑

シャッタースピードの変化を利用したポートレート

2017年はポートレート作品をたくさん撮りました。その中で自分の世界観を表現する時にシャッタースピードを変化させることが多かったですね。こういうの撮るにはストロボとか必要です。

時の流れの中に人を残すこの非現実感がとても好きです。2018年もこの撮影を極めていきたいなって思ってます。

まとめ シャッタースピードをコントロールする時写真のバリエーションが格段に増える

シャッタースピードのコントロールは慣れが必要ですが、コントロール出来るようになると微妙な光の調整が出来たり写真のバリエーションが格段に増えます。綺麗に撮るというよりは独自の世界観を創り出せるって感じですね!写真の表現はホント自由なので自分なりの表現を見つけてみてください。