iPad ProとLightroomでフィルム風の現像!コインランドリーでのメンズポートレート作例!

iPad ProとLightroomでフィルム風の現像!コインランドリーでのメンズポートレート作例!

どうも、理容師やってるmasaです。

突然ですが、みなさんにとっていい写真ってどんな写真ですか?プロカメラマンが撮るすごく綺麗な写真?スポーツの決定的瞬間?忘れられない思い出写真?このようにいい写真というのは一概にこれがいい写真だ!!とは決められないですよね。

スマートフォンのカメラもかなり進化してきているので、明るいところならスマホで十分!と思うくらいです。(いつかのめざましテレビでスマホカメラのプロって人が紹介されてた気がした)最新のスマホは擬似的に背景のボケた写真も撮れるので技術の進化が半端ないです。

一方、昨年くらいに再ブームを巻き起こしてる写ルンですがあります。スマホや今時カメラとは正反対のアナログカメラ。色々設定する事もない、巻いてシャッターを押すだけ、ピントが合う合わない・・・そんな概念すらないカメラです。なのに若者たちはあえて写ルンですを選んでその魅力に魅了されてますね。何故なのか!?!?

同じく昨年、流行語大賞になったInstagramというSNS。こちらも若者に支持されてますね。写真を投稿する際にかけるフィルターによってはフィルムカメラで撮ったような質感を演出できます。けっしてキレッキレの綺麗な写真がたくさん「イイね」を貰えるわけではないんです。

写真の世界は奥が深い・・・。

前置きが長くなりましたが、僕の作品は基本的にEOS 5DmarkIIとEF50mm f1.8 STMです。基本どんな設定にしてもフィルムっぽくは中々表現できません。なので、RAWで記録しておいて現像するときにフィルム風の風合いを出します!今回はそんな感じの現像をしたメンズポートレート作例をご紹介します。

コインランドリーでのメンズポートレート

フィルム風なノスタルジックな雰囲気の場所といえば・・・

そう!コインランドリーですねw 最近は近代的なオシャレコインランドリーもできてきている中昔ながらのコインランドリーも沢山あります。なんとも言えないあの雰囲気がフィルム風現像をと相性バッチリ!

現像でフィルム風を演出してますが現像元のデータがそれっぽく撮れていたほうがより近づきます。

例えば、写ルンですって暗いところではストロボを光らせて撮影しますね。写ルンですのストロボは弱いとは言え直射なので被写体だけがやたら照らされます。つまりコントラストが高くなりやすいんです。

この時の撮影もNISSIN Di700Aを装着していましたが、普段ポートレートで行うバウンス撮影ではなく、ほぼ直射に近い当て方をしています。元データがそれっぽく仕上がっていると後々の現像もやり易いです。

敢えてのピンボケも雰囲気が出ますね。普通なら没写真になっちゃいますが、フィルム風というテーマがあると失敗も失敗ではなくとして出てきます。

みんなが嫌うノイズもこの雰囲気なら大丈夫ですね!

iPad ProとLightroomによる現像方法

さて、このようなフィルム風現像方法の解説をしたいと思います。

正直独学だし、自分のセンス的なところもあるので参考までに見ていただければと思います。気軽にフィルム風の加工をしたい場合は写真加工アプリの「VSCO」がおススメです。

VSCO

無料
(2018.02.08時点)
posted with ポチレバ

元の写真がこちら

コインランドリーの雰囲気がそれとなくいい味を出してますがちょっと綺麗すぎますね。ここからiPad Pro用のLightroomアプリでRAW現像していきます。僕のイメージするフィルム風写真は

  • 色彩がない
  • かすれてる
  • ちょっと青緑っぽい

こんな感じです。そのイメージのままLightroomをいじっていきます。

彩度をマイナスに、ホワイトバランスを青寄りに

まずはカラーをいじっていきますが”色彩がない“ていうのと”ちょっと青緑っぽい“ってところに近づける為に、まず彩度をマイナスに持っていきます。このときやりすぎるとただのモノクロ写真になってしまうので自然な彩度を少しマイナスにします。

そして、ホワイトバランスを青寄りに持っていき写真全体を青くします。すでに青くなってればその必要はないです。

かすみの除去、明瞭度、明暗別色補正

次に効果をいじっていきます。

明瞭度はなんとなくですがコントラストが高まるのでプラスにしました。そして次が重要、”かすみの除去“でかすみを除去せずかすませます!!!これ大事。でもほんの少しですよ、やりすぎると訳わからない写真になっちゃいます。

さらに、色をさらにいじります。”明暗別色補正“でシャドウ部に青緑をプラス。そして肌色が病的になるのでハイライトに少し赤みを加えます。

完成したのがこちら

それっぽくフィルム風になりましたね!フィルムの質感は独特なので再現するのは難しいと思いますでも、感じ方はそれぞれかと思いますがこれが僕なりの現像方法の一例です!是非参考にしてみてください。iPad Proでの現像は基本的Lightroomで行えますし、PC版と遜色ないくらいいじることができます。まだまだRAW現像だけで作り込めそうなのでもっと研究していきます!

Adobe Lightroom CC

無料
(2018.02.08時点)
posted with ポチレバ